私は、今まで数多くの小学校、中学校、教育委員会と講演にお招き頂きました。そこでは数多くの子供達、そして親御さんに出会いました。
思春期の子供に家出をされてしまった母親、金髪の生徒、挨拶の出来る生徒、出来ない生徒、自分の親を恨む子供達、そして自分の親を恨み続ける保護者。
そんな出会いの中から感じたこと。
それは、そういう人には「共通点がある」という事なのです。
私がお伝えしたいことはただひとつ。心が歪んでしまった子供の共通点。
親が子供にどうあるべきか。
親が見失いがちな子供との接し方を、体験談を中心にお話しさせて頂きたいと思います。
私は皆様の子供を非行に走らせたくない!この思いが強いのです。
もったいないな・・・。
私は最近そう思うようになりました。それは、全国各地へ講演に行き、そこで出会った教育関係者との会話の中から知り得た子育て論。
少年院への慰問講演ひとつを挙げてみても、皆さんには体験出来ないことですよね。
子供が非行に走ってしまった理由は何なのか。
そんな話をお聴きして、そしてそんな子供達の前で講演をして知り得た事実。私一人で内に秘めていて良いのだろうか。私は自問自答の末、皆様にお話しすることに決めました。
思春期の子供との関係維持のポイントは、「親の引き際」ただそれだけなのです。
それでは、「親の引き際」とは何でしょう? そしていつ行えば良いのでしょうか?